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長い感想

100文字では足りなかった時に

ぬめっとしているが乾いている、ピエール瀧の様子から思い出すことなど

感想いろいろ

みんな大好き、ピエール瀧について。

 

電気グル―ヴの音楽には、残念ながらあまり親しみがない。エレクトロ系というか打ち込み系というか、そっちの方の感度が低いうえに、アングラな香りというかマニアな香りがするものはイマイチ敷居が高いと感じてしまうタチで、本当に自分のアンテナの鈍感さが残念なのだが、電気グル―ヴの音楽が私にはあまり合わない。悲しい。
まぁ音楽なんて自分にとって耳に気持ちのいいものを聞くようなものなので仕方ない。

なのだが、瀧は好きである。いいよね瀧、ほんといい。ぬめっとしててひんやりしてて。オオサンショウウオのようである。そして別に凶悪犯の役をやってない時でも凶悪で、見てるだけでぞくぞくする。

 

ピエール瀧がいい、なんて御承知すぎることではあるのだが、先週聞いていたラジオがずっと気になってたのだ。

 

近頃、TBSラジオの「赤江珠緒のたまむすび」という番組をpodcastで聞いている。赤江珠緒さんの温度・湿度の低い感じがよいのと、日替わりの相棒のラインナップや企画がアラフォー好みな感じがよい。瀧は木曜日担当。
で、先週(4/16)木曜日の放送で、赤江さんと瀧の話している様子に、ほんのりエロい感じの空気が、ふわっと流れた気がしたのだ。いや私だけかもしれないけれど。

 

オープニングの雑談で、人の体のパーツを見てグッとくるって時あるよねーという話をしていた。相手に性的魅力を感じてるとパーツ気になるよねーなんていう他愛もない話をしていた。
その流れで、瀧が、赤江さんには性的魅力を感じたことがない、と言い出す。
「そこ、興味がないんだろねー」「そりゃあーそうでしょう、まったくない」と連呼。
面食らう赤江さん。そりゃそうだ。ボーイッシュ系*1とはいえ、とてもきれいな人だし多くの男性にとってある種のアイコンである女子アナをしてらした赤江さんに対してそんな連呼しなくても、と私は笑いながら聞いていたのだ。
ラジオの中で、赤江さんも、面喰いつつもまぁそりゃそうですよね、あはは、と笑っていたのだが、更に瀧は畳みかける。

「女の人はやっぱりあれなの?どんだけ仲良くなったりとか、同僚っぽくなっても
 "ひょっとして"の部分を残しておくというか、取っておきたいんですか?やっぱり」
「今の赤江さんのがっかり具合だと、例えば二人っきりになった瞬間に俺が急に
 (低いエエ声になり)『赤江さん実は俺さ…』っていうような余地を残しといたほうが
 いいわけ?」

この5倍ぐらいひどいことを畳みかけていた。ひどい。笑っちゃったけど。

さらにトドメに
「赤江さん、話合わせてくれてますけど、若干のがっかりはあるの?やっぱり」
そりゃそうだよーと笑いながら答える赤江さんに
「あぁ、(一拍置いて、声低くなり)あるんだ」と。

ああいじわるだなあ。

 

最初にラジオを聞いていた時、ちょっとエロい雰囲気のある会話!って思った。一方で、男子中学生がクラスで一番仲の良い女子の同級生と話してるような感じかなーとも思った。まぁこれはこれで甘酸っぱいシチュエーションではあるので、やっぱりエロいというか、色気のある話である。

私がこの番組を意識して聞いている期間はまだ短いので的外れかもしれないが、こういう感じの性愛系の一線に踏み込んだ話は、今のところ他のパーソナリティ(カンニング竹山さん、山ちゃんこと山里さん、大吉先生)との会話からはキャッチしていない。逆に瀧の日には、上にあげたもの以外にも、ちょいちょいちょっと色が出ている時がある。やっぱり瀧はエロいと思ったのだ。
こんなラジオのちょっとした会話が根拠かよという、しょうもない話ではあるが。

 

あまりにも微細な感じで、たまたまそんな気がしてただけかねーとも思っていたのだけれど、昨日(4/20月)の放送で、山ちゃんが、赤江さんは時折やっぱり瀧さんがいいみたいな空気出す、って指摘してて、あー!やっぱり瀧の日はちょっとエロい感じあるんじゃない!?って思ったので、ちょっと嬉しかったのだ。
私のアンテナ感度と向き、山ちゃんと同じなのかなという不安はないこともないが。

 

 

ここから先に関係性が進むと、もう一緒に馬鹿話したりくだらないことして遊んだり、キャッキャできなくなるかもなーという理由で「そういうライン」を越えない、という異性との関係ってあると思うのだ。

私は、若い頃は「ライン」の存在そのものを知らない超オクテだったので、何年か後に「本当はあの時にラインを越えてやろうと思ってたのにおまえときたら」といったクレームを受けることがあった。面目ないことである。
大人になってからは、この空気は何?と気付くくらいには成長したが、やはり所詮オクテはオクテで「でもーこのままでー、いいのー、ただのー、クラスメイトーだからー」的にラインを越えないことも少なくなかったような気がする。

ただこれは「ここに性愛ラインがあって、私たちは今そのラインの存在を確認し合ったけれど、踏み越えないことにしたよね?」と同意を取ってしまうと、すなわちラインを越えたことと同じことなので、相手に確認は取ることはできない。

なんていうか、異性と1対1の関係を作る時に、「性愛ラインの有無」というテーマ自体が、出てしまった瞬間にもうそれは単なる彼氏彼女、またはセックスフレンドの方角に向かってしまうような気がするので。なので私の独りよがりな勘違いで片思いな可能性もかなり高い。


ただ一人だけ、確認してみた人がいる。
もちろん「そのラインを確認した瞬間」に、言葉に出して感情を確認し合ったわけじゃなく、その瞬間から少し時が経ったある日、「あの時って、ちょっとターニングポイントだったと思うの」とぽろっと言ったら、あーそうねそうだね、となったのだ。

ああ今この時が分水嶺で、あとは水は海に向かって下るのみ、わたしたちの関係も恋愛になることはないと分かる瞬間があって、相手も同じようなことを思っていたというわけだ。

その人とは、今でも、そのラインを確認した瞬間はあの時だよねという話を、2年に1度ぐらい、ちょっと懐かしく思い出しながら話したりする。そこには恋愛感情や性的な感情の高まりはない。そこそこ深い情はあるがあくまでも乾いていて友情とか家族愛的なものとも違う。心地よさや安寧はあるのだが、相対している時の感情は割とぴんと張った緊張が伴うものでもある。

 

その人も、割とぬめっとした感触のある人である。
色のある雰囲気ではあるんだけどね、乾いてるんだとことん。

*1:セクシー系ではないのは確かだけどね。ご本人もその後、今までの人生で「まっったく(性的魅力を感じ)ない」と言われたことが何度かある、と仰っておられた。