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長い感想

100文字では足りなかった時に

ばかだからさ、いっぺんに全部消化できないんだよね。

長すぎるブクマ的なもの

私の嫌いなものが塊になっててびっくりした。

togetter.com

 

そもそもtogetterって色々アレなんだろうねと思ったりはするのだが、音楽を楽しむのに、別の楽しみ方をしている人を見下すかのような雰囲気がすごい。

私は、自分と異なる音楽の楽しみ方をしてる人は、むしろ興味深いからもっと話したいと思ったりするけど。

音楽を聞いたり、絵を見て色んな気持ちになったりすることは特に、コミュニケーションに言葉を介さない比率が高いので、私の受け止め方と誰かほかの人の受け止め方はかなり違うんじゃないかとか想像して、とてもエキサイティングなのに。

 

ブコメでも言及したのだが、わたしはばかものなので、音楽を聴いている時にあまり多くの情報を一度に受信することができない。

これは音楽だけじゃなくて、本を読んでいても映画を見てても、だいたいそう。あと家事とか仕事とか人と話したりする時もそう。ばかものというか、異物=まだ知らないもの、への受容度が低い。というか遅い、時間がかかる。
なので、1度出会って気になったものは2、3度は繰り返す。本も音楽も映画もアートとかもそう。ばかものだから、何度も同じ刺激を受けても退屈しないし、それが素晴らしいものであれば、2度目、3度目、8度目でも、新しい刺激を与えてくれるし。
それに、1度接したぐらいでは判断しにくいよね。受信する方(私)のコンディションの問題もある。何やら厄介ごとに心を奪われていたりとか、落ち込んでいたりとか、逆に過剰に元気だったりする時には、発信手が発信したいことを受信しこぼれがちだし、そもそも暑い寒いとか天気の良い悪いによっても変わる。音楽なんかは、今時どこでも聞くことができるから、最初にどうやって出会ったかなんてのも結構小さくないファクターである。

なので、何度も味わい返す。そうやってのろのろと吸収していくタイプなんだけど、音楽については、情報量の多さに比して時間の自由がきかない。あ!ここ!!って思っていちいち音楽を止めていてはちっとも楽しくない。映画もそう。本はその点好きな時にいったんストップしやすい。まぁ比較的ですけど。
おまけに音楽は聴いてて楽しくなるので、音楽を聴いている時は、その楽しさにかまけてほんとうに色んなものを取りこぼしている。その音楽を作ってる人に申し訳ないなと思うくらい。

 

歌詞については、聞いているうちにだんだん分かってくる時が最高に好きである。私の大好物のキリンジについては、ふぁさーっと聞いていて何の問題もない良いミュージックであるが、繰り返し聞いている、そのある瞬間に、ファッ?!ってなることがしばしばある。

キリンジには、野茂の歌がある*1。あとプロレスの歌もあるし、くたびれたサラリーマンの歌とか、合コンで元カノに会っちゃった歌とか、なぜ男は娯楽施設に見当たらないのか考察する歌などもある。

変な歌ばっかりだな。

 

で、ふぁさー、ぼさー、っと聞いてて、ある日突然、これ!悪役プロレスラーの歌!とか気付く。遅いのは、前に散々申し上げた通りであるが、その気付く瞬間が超楽しいじゃありませんか?私だけです?

 

キリンジが好きな別の友人に「プロレスの歌がさー」とか言っても通じなかったりする。友人は別のレセプターでキリンジを消化吸収しているんだろうと思う。それで何が悪い?という話である。むしろ超面白い。私の耳と脳みそが受容しているキリンジと、友人が脳内で作っているキリンジは別のもの。

ファンタスティックじゃないですか。

*1:野茂は左利きじゃないから違うかもしれないけど、私にとっては野茂の歌なのでそれでよいのだ