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長い感想

100文字では足りなかった時に

怖いけど、怖くない

長すぎるブクマ的なもの

はてなブックマーク - 「35年ローン」とか意味不明すぎて笑えるwww : まだ東京で消耗してるの?

元のブログのリンクを貼るのは何となく嫌なので、ブコメのリンクを貼ってみました。中途半端なリンクをしつつ、いつか届けこの思い!*1ということで、ブコメの続きを。

 

家なんて、買おうが生涯賃貸だろうが、東京だろうが高知だろうが、自分が「ここにしますわ」と思う通りにするのが、一番良いと思います。

イケダハヤト氏については、まぁ適度に集ったブコメを拝見しても「アフィリエイト狙いで燃やそうと思って草生やしてるのね。野焼きなのね。」という程度の感想なんですが、元のブログの問題提起?を見て気付いたのは、イケダ氏をはじめとしたデフレライフやミニマルライフを猛進(盲信)しておられる方々は、どうも、家計フローは理解していても(まぁこれは小遣い帳と変わらないもんね)、貸借対照表の概念がないのかな?というところでした。なので、そういう内容のブコメをしたためました。

ミニマリスト万歳的な風潮については、今の若い人はそりゃ大変だよな実入りも少ないだろうし、と思う気持ちも少なからずありましたが、ひょっとしたら単にお金に関する知識の未熟さから来てる負け惜しみでしかないのかもしれないなーとか。知らない物事は誰だって怖いものね。

 

持ち家と生涯賃貸との間に、単なる嗜好の差ではなく、構造的な対立構造を見て優劣を決めたくなってしまうような人は、それだけ「家」というものの「資産性」を過剰に、正味以上に考えてしまってるんじゃないか、と思うんですよ。それから住宅ローンについても。もちろん返せるあてもないのに金を借りる人は馬鹿でしかありませんが、穏当な金額を、適切な家の購入に対して借りるのはごく普通のことです。極端な例ですけど、レバ効かせまくってなけなしの貯金でFXやら株やってる人より安全性が高いと思うんだ…。

 

家を買うということや借金をするということを、その本質以上に怖がる理由は、貸借対照表の存在意義を理解できていないからじゃないかな、と思うんですよ。
『収入以内で豊かに暮らそう』というのは、損益計算書を見て、その範囲内でできそうな「楽しいことを探す」という作業です。損益計算書なんて言うと漢字が5ケも並んでいて感じ悪いんですが単なる家計簿です。お小遣い帳。

貸借対照表は、借金と資産と資本のバランスを確認できるものなので、ふつうは家計について考えるときには出てきにくい言葉ではあります*2
損益計算書=お小遣い帳、という低レベルな単純化をするならば、貸借対照表は「どこまで借金できそうか」を確認する表というか。「自分の正味の実力」を確認するのにちょっとだけ面白い表なので、借金する時には、ぜひ作ってみたら良いと思います。作り方はググるとたくさん出てきます。

 

お金のことはもちろん、人生全般において、事前に準備ができることが多ければ、ビビらずに冒険できる範囲がその準備の分だけ少し広がります。大人っぽい言葉を使えばリスクヘッジとか言うのかもしれませんが、単純に、自分の正味の実力をお金で換算してみたら大丈夫そうだし、この家欲しいから買いましょうか、というだけの話です。要らなくなったり不都合になったら売ったっていいわけです。売れないリスクは当然ありますが、市場変動リスクって生きてるだけでなんにでも付属するようなものでもあります。

ちなみに「売れなかったら、売ったら借金残ったりしたらどうするやんけ!」という恐怖については、売れるもん買えばいいやんで終わりなんですよ。そういう意味では高知は厳しいかもしれないけど。まあ、イケダさんが高知の良さをものすごくアピールしてるから「高知住みてぇ!買う!」という人が押し寄せるかもしれなくて、安泰かもしれないけどね!(かもしれないだらけだ)

 

個人的には「自分以外には欲しがる人がいなそうな家は買っちゃダメ」とは思うのですが、家って毎日使うものなので、人によっては「私しか好きじゃないだろうからこれを買うしかない」という理由で買うのも全然アリだと思います。だから高知だろうが買いたいと思うなら買えばいいし、東京だろうがそれは同じことなんですが。なので、冒頭の「好きなように好きな住み方をすればええやんけ」です。ただ、借入=悪の短絡さだと、好きなようにの範囲は極小化されます。理解すれば、適正な範囲を測れるので怖さを減らせるんですが。
まぁ、生理的に借金とか無理!という気持ちもすごく良く分かりますし、無理な借金なんかしても誰ひとり幸せになりませんが。

 

毎日使うものを、自分で手を入れたりして、それがちょっとずつ「自分の家」としてしっくりくる、という楽しみは、理性的に考え「自分の正味の実力」を正視できた人が得られる果実のひとつだと思います。その果実を食べたい人が、こんな先行きが明るくないご時世にもそこそこいるんですよ。

 

ただ、正味以上に怖がって、怖がってることを隠して馬鹿にするように草生やして大草原に火をつけてやろうPVも上がってちょうどいいや、みたいなのは、下品で低レベルなので軽蔑します。

 

別のエントリだったかどっかのブコメに書き散らしたか忘れましたが、以前から、ミニマリスト群の皆さんについて、全般的に「自分の正味の実力と正視する」ことを、しゃらくさいことを言ってごまかして避ける傾向があるように思っていたのですが、貸借対照表概念が理解できてない人たちなのかも、と思い付いたら、ちょっと腑に落ちたような気がしました。そういう人生もそれはそれで充実してるんでしょうけど、私はつまらないように思います。広がらない世界では息が苦しい。

*1:実際にはそれほど届けとも思ってないんですが、勢いで

*2:会社は、社債やら借入やらを使って運転資金を増やすことで事業の規模を大きくする必要もありますので、その時に貸借対照表で、売掛買掛や借入や資本を除いた自分の正味の実力を定期的に確認しておく必要があったりするわけです。