読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

長い感想

100文字では足りなかった時に

めざせ!2020のオリンピアン・パラリンピアンっていう番組が好きだ

その他スポーツ

好きなんですよ。NHKでやってるやつ。

一流選手が、中学生・高校生ぐらいの『2020年には一線でやってそうな有望なアスリート』に個人指導するって番組で。待ち構えて見るようなもんでもないんだけど、たまたまその時間にTVの前にいて見られると嬉しい、ぐらいの好き。

 

何が良いって、子供たちの恐る恐る、かつ尊敬している様子の初々しさと、元一流アスリートに教えられて「不審」→「試行錯誤」→「あれ?割といいかな…」とうっすらと表情が変わっていくところが見どころなのだが、それ以上に、教える側の、一流アスリートならではの繊細なアプローチの美しさである。

 

どの「元一流アスリート」たちも、子供に接する時に、反発されないように、すんなり話が入るようにというのにとても気を配る。
一流アスリートって基本的に我が強いんだろうと思うんだけどw 我が強かった人が、現役バリバリにトゲトゲザクザクしている子供に近寄る時の風情が、猫を手なずける感じというか、野生動物に接する時のような感じなのだ。

 

フォームなんてもんは、脳みそと体のくせが直結しているわけで、野球選手なんかもフォーム改造すると決まって調子崩すみたいなあるあるがあるけども、突然知らない人がずかずかとやってきて「おまえこれじゃ全然ダメ」とか言われたら、宜しいことばかりではないだろうと、一流でもアスリートでもない私ですら分かる。

 

特に好きなのは、ブータンの選手に為末が教える回、あとなでしこ大野さんが教える回、それから水泳の柴田さんの回とか、ハードルの木村さんの回とかである。

そして、いちばんすごい!って思ったのは、朝原が目がほとんど見えない短距離選手に教える回。感覚で走っている選手に感覚の違いを、言葉を尽くして教える。弱視だからものすごくモニターに近づけば自分の走ってるフォームも見えるは見えるんだけど、もう少し体勢をまっすぐにすることで足で蹴る力が推進力に変わりやすい、というのを、朝原が教える様子が、なんかねー、丁々発止のコミュニケーションというか、針に糸を通すようなコミュニケーションというか。

スポーツ関係なく色んな事を考えてしまって、やっぱりすごいひとってすごいんだなー、と感動する。

この週末は、女子セブンスラグビーの選手に、大畑が教えるという回で、これなー、すごく面白かったんだけど、ラグビーはやっぱりまだ、日本人は「教える」ノウハウが得られてないんだなってちょっと思ったりした。朝原はすごかったんだよほんとに。朝原に比べちゃうと、大畑はこう、バイトのコーチみたいなとこあるというかw でもすごく面白かった。ステップの切り方とタイミングを教えてもらって、見違えるように良くなっていたのが、何だかんだでさすがだわーと思いました。

 

そういえば、「たまたまその時間帯にTVの前に居られたら、なんか嬉しいなって思う番組」って結構貴重で、私のその枠は今、このオリンピアン・パラリンピアンだけじゃなくて、NHKだと妄想ニホン料理である。

でも、妄想ニホン料理は、ひっそりと夜更けにやってた時の方がずっと面白かったのに、月イチ20時枠になってあんまおもんなくなったわ。

枠移動とかー、NHKが民放みたいなことせんでええのに。あほらしわ。