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長い感想

100文字では足りなかった時に

都並さんは凄い人で、良い人で、偉い人です。

サッカー

アフガニスタン戦、何だかんだで大勝しましたね。あぁ、よかった。
アジア予選ってのは本当に、日本代表も少しは強くなってたとしても、ザリザリ、ジャリジャリとしたイヤな感触の試合になりがちなので、こういう試合は台風一過の青空的な爽やかさである。

 

ところで。

Jリーグ好きが酒飲み話なんかでよく言う「あるある」で、「最初に観戦した試合が負け試合の人ほどハマりやすい」というのがある。負け試合だからこそ奮闘している姿にぐっときたとか、自分が見に行ったら負けたなんて嫌だからもう一度見に行ったらハマったとか。まぁ色んな力関係が働いているのだろうけれど。

私は、最初に生観戦した試合がどのカードだったか勝ち負けが何だったか覚えていない(招待券だったのでぼんやりしていた)ぐらいボンクラなんだけど、サッカー楽しいJリーグ見に行こうと思ったきっかけのひとつがドーハの悲劇だった。
TV中継を見ていて、今までは「流行りもの好きで元気のある人が見に行くやつ」と蚊帳の外っぽく思っていたサッカーが、急に生々しく、生きて身を切られている人たちの魂の営みだという風に、すとんと理解できて、それで「ああ、こういうの生で見てちゃんと受け止めたらどんな気持ちがするだろうなー」というミーハー根性で、自主的に見に行くようになったのだ、Jリーグを。

 

それで、泣けてしまったこの記事。しかしこの都並さんの写真、すごくいい顔だわー。

r.gnavi.co.jp

 

都並さんは、現役時代は炎のサイドバック、歴戦の勇者という趣もある凄いサッカー選手だった。何しろサイドバックなんてもんは上がったり下がったりのど根性なポジションである。

引退してからは、Jの監督としては残念ながら今のところはあまり成果を上げられていないけれど*1、現在は、割と玄人好みの解説と、サッカー番組の洒脱なトークで、主に私にとってはおなじみである。スカパー!のJ3ダイジェスト番組「J3リーグハイライト」の解説にもよく出ている。

 今は「スポーツキャスター」という感じでお仕事をされているのだろうと思うんだけど、都並さんはかなり現場取材をしていると思う。

私はこのところ、J3のゲームをじーっと見つめては砂を噛むような週末を過ごしているのだが*2、私が見に行ってる中でも何回か、都並さんをお見かけした。
正直こんな試合、見てもどうなんじゃろ…笑、というカードでもお見かけして、スタッフと熱心に話し込んでいたり、決して多くはない観客に「あー!都並さんだー!」って言われてはファンサービスにもにこやかに応じられていて、サッカー少年・少女にポーッと尊敬のまなざしを送られたりしている。何を隠そう私も、サッカー少年・少女に混じって握手してもらった。ちょうかっこよかった。とても良い人である。

言っておくがJ3の、割と底辺気味の試合である。頭が下がります。

J3リーグハイライトの解説をやってるからという理由は当然として、その番組内で解説を聞いていても、かなりきちんと各チームについての取材をしている様子が分かる。
本当に頭が下がります。

 

都並さんの「ドーハ話」は、持ちネタのようなもんでもあるが、その実、「それを背負って生きていく」というような覚悟とともに話される、大変重い話でもある。

こういうお話を、折に触れて聞くことができて、こういう打ち明け話が増えていくことが、きっと「日本サッカー」になっていくんだよねーと思ったりもする。
しかし都並さんのオフト・ジャパン時代の話はどれも割と鉄板である。足骨折してた話の他にも、ラモスが怒る話とかもすごく面白い。持ちネタ豊富というか歴史の生き証人というか。

 

おまけ1

都並さんがヴェルディユースで監督やってたときの選手が、いま我が軍にいるんだけど、ずっとベンチ~ベンチ外をうろうろしていて困る。がんばってくれよぅ。

 

おまけ2

都並息子もJ3長野パルセイロで選手をやっている。お父さん譲りのハードワーカーなLSBで、我が軍はだいぶ酷い目にあった。いい選手です。以前も書いたんですけど。

J1~J3まで、ビックリするぐらいあまり差がないのだ - 長い感想

wikipedia情報だとアマチュア契約みたいなのだが、がんばってプロになってほしいものです。

 

おまけ3

打ち明け話に味が出るのは、関係選手がみんな引退してからだと思う。本田は自分がFK入らないからか、やっかいなことを記者から聞かれたのか、何だかよく知らんけど、その話、今するんかよと正直思ったですよ。あと清水圭は黙ってろうっとおしい。

*1:香川をボランチで使ってた見る目のないオレ、というのも都並さんのトークの持ちネタのひとつである

*2:応援しているクラブが弱いので