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長い感想

100文字では足りなかった時に

増保は、武蔵丸っていうあだ名で親しまれておりました

その他スポーツ

あさ、NHKのニュース見てたら増保出ててびっくりした。元早稲田、神戸製鋼の名ウイング。恰好よかったんだ武蔵丸。あとサイドをボール持って駆け上がると観客から「むさしまるー!いけー!」って声かけられてたよよく。あ、私も叫んでました。

 

スコットランド戦負けちゃってしょんぼりしてる。

色々上手く行かなかったし、南ア戦で注目されちゃったりでカカっちゃってたのかもしれないし、中三日でキツかったのかもしれないし、色々内部的な理由もありそうだけど、個人的には、ヨーロッパ勢と互角にやったってすごいなーってしみじみしている。スコットランド相手に、果敢にトライを狙おうというその心意気。

 

なによりも、日本のラグビーの機敏さやパスの巧妙さとか、そういうのを、スコットランドがすごく研究していたなぁと。「スコットランドに、けんきゅうされるですって!?」という驚きが大きい。負けたからさ、くやしいからちょっとでもいいところを言おうと思ってるんですけど。
一方で、日本はちょっと真っ正直にやり過ぎちゃったかなぁという気もしている。南ア戦で真っ正直にやってうまくいっちゃったからなぁ、というのもあるし、スコットランド相手にして「真っ正直」を武器に勝てないと!という心意気なのかもしれないし。分からないけど。

 

私はトナメントに行けるとしたら、サモアかアメリカに1勝1僅差負け、あと南アは場合によっては大番狂わせられれば、と勝ち点を読んでたんだけど、そういう意味ではスコットランドは実は「勝てないかなー」って思ってた。私がこんな弱気なことを思ってたせいでゴロちゃんのキックが外れたと思うともう死にたい気持ちではあるけども。

 

日本は、サッカーも、実はすごくヨーロッパ勢と南米勢に弱い。実力的にはそれほどの差がない相手でも、アフリカ勢には何故か勝てるのにヨーロッパや南米だといまいちになってしまう。
スポーツの国際競技の「勝負のあや」って、なんだかんだで「文化の厚み」だったりする。勝ち負け=ウラの読み合いだったりもするわけで、勝つためには、相手の力量を正確に読み取れる力と、どれだけたくさん相手の文脈を読めるかという蓄積が必要になる。こればっかりは、そのスポーツの先進国が圧倒的に強い。そして日本は割とその蓄積が圧倒的に少ないんだろうなーとサッカーやラグビーを見ていると思う。

 

実はサッカーもラグビーも、日本のクラブチームの歴史は、そのスポーツの歴史にほぼイコールになるぐらい古い源流を持っている。「大学スポーツ」という文脈があったおかげだ。その萌芽はあったのに、芽のまま「大学スポーツ」「企業スポーツ」から先になかなか進まないままきちゃったからか、勝負のあやの掴み方が下手というか、厚みや文脈の多様さが少ないのかなという気もする。そして観客も。

 

それで、朝、こんな記事を見つけて切ない気持ちになった。

headlines.yahoo.co.jp

エディさんが日本に来てから、ラグビー熱も再燃してた私としてはとても切ない内容の記事。こういうのってサッカーでもそうだけど*1、たいてい地元や自国メディアから刺激的な内容の記事が出る。日本にはまともなスポーツジャーナリズムなんてほとんど存在しない*2からかもしれないし、なんだかんだでお給料もらってる国の悪口は言いにくいのかもしれないしその辺は分からないけど、エディさんの退任理由に思い当たる節がありすぎるのが、本当に切ない。

それでも、スーパーリーグの試合も、すごく面白くなってきてはいたんだよ。内輪ウケの「俺節」ぽいラグビーじゃなくなって、スピード感もパワーも感じられる面白い試合が多くなってきてたので、これが本当だとすると、とても切ない。

 

 

スコットランド戦の見出しを一通り眺めると、「大敗」の文字が躍っている。ラグビーだと、このぐらいの点差は言うほどの「大差」ではないんだけどなーとか、出社したら「なんか面白くなかった」とか雑な感想を言われたりで、やっぱりこう、試合結果よりそっちのがへこむですよね。

もっと、大勢の人が、試合の内容を面白がってくれるような世の中になるといいのに。

*1:ザックの時もイタリアメディアなんかに割と刺激的な記事が載っていたけど

*2:あたまのわるそうなオッサン目線のスポーツ新聞文脈がほとんどだもの