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長い感想

100文字では足りなかった時に

朝のテレビ事情および新・朝ドラ雑感

感想いろいろ

おとといのあさイチは、「哲学特集」という題目だったが、あれは「哲学」じゃなくて「人生哲学」の方だろう。ショーペンハウエルではなく川上哲治の方というか。世界の哲学者のお面つくって遊んでるんだったら、「人生哲学」特集にしてほしかった。

 

それはともかく。新しい朝ドラ、波瑠が私の想定を超えてかわいらしくて楽しい。あと、玉木宏のなよやかしい若旦那ぶりがハマっていて良い。もともとニヤケ顔ジャンルのイケメンだもんなと朝からしけじけと見つめてしまった。にやけキャラを突き詰めてほしいなぁ。

朝ドラは宮崎あおいを「幸薄い」キャラクターに位置付けてる気がする。彼女も朝ドラで主演をやっていて、たしか三河の味噌屋の話じゃなかったかと思うが、朝ドラ的波乱万丈不幸山盛りストーリーだった記憶がある。そういえば寺島しのぶ宮崎あおいの姉役で出ていたが、今度は母役なのだな。ちょっと気の強いでも心根はやさしい、みたいな役どころがすっかり定着している。もっとエロい役をやってほしいんだけどTVだと難しいか。

味噌屋および寺島しのぶがエロいという話は置いておいて、今の朝ドラで宮崎あおいは、おとなしやかで幸薄い姉役である。破天荒で陽性の主人公あさとの対比にドキドキしている。「前半の山場」にまんまとはまった形である。幸せになってくれよあおいちゃん、しっかりしろ柄本佑とか思いながら見ているが、wikipediaによると姉は早世しているようなので胸が痛みますね。死んでしまうストーリーだったとしても「女道の幸せ」を感じて死ぬ役であるといいなぁ。それじゃなきゃ気の毒すぎて、朝から見るには切なさの方が勝ってしまいそうである。昔はそのように、女道をたどる以外の方法はなく、その女道も幸せではない、というケースも多かったんだろうなと思うとなおさらである。柄本がんばれおまえまじがんばれ。

 

前作まれは、なんだかんだぶつくさ言いながらも、田中裕子と田中泯を見る幸せで何となく見ていたわけだが、今回の「見る幸せ」でいうと近藤正臣である。

朝からお腹が減るドラマでおなじみの「ごちそうさん」でも、残念なご隠居さん役で出ていて、この人こっくりと煮込まれたおもしろい役者さんになってたんだなぁ、って思ったんだけど、今回もいいかんじに煮込まれてくたくたになった演技が良い。

近藤正臣の俳優としての仕事を、実はほとんど注目せずに生きてきていたので、ちょっと面白いなーと思っているのだ。私の脳内の近藤正臣フォルダには、片岡鶴太郎が昔やっていた「コンッドーですッ」っていう原型が分からないギャグと、あくが強いことでおなじみの電通関西・キンチョウのCMと、実物は見たことないけど「過去のオモシロTV映像」的な番組で必ず出てくる「柔道一直線」の、鍵盤の上を飛び跳ねてピアノを弾くという謎シチュエーションの映像のみであった。

いや、私のフォルダの中に碌なものが入っていないだけで、もちろん色々積み重ねてきた方なのだとは思うのだが、柔道一直線からスタートして泳ぎ着いた場所が、朝ドラ関西制作の欠かせないスパイスになるなんて、人生って本当に面白いものだと思う。ほんと、どうなるかわからんね人間。あくの強さが年を取って味になってるパターンなんだろうか。

どうなるか分からんねということで言うと萬田久子だってそうだ。ミスユニバース日本代表が、色々生きてきた結果、朝ドラで意地悪婆を好演している。あとたまに2時間ドラマでテンション高めの変なおばちゃん主役みたいなのやってるのも昔から不思議だと思っていた*1面白い人生だよなぁ。ミスコンテスト出身、マダムのファッションリーダー*2なら、もっとシュッとした立ち位置に居たいと思ってもおかしくない肩書だと思うのに。 

 

唯一、どうにもダメなのが主題歌。私は秋元康が作ったもの(作曲とかしてないだろうことは承知の上ですが)が、どうにも苦手なのだ。今回のも猫の発情期みたいなキーで特に宜しくもない歌声をわざわざ伸ばす必要あるのかとしみじみと不快感を味わっている。それが秋元康の「味」で「魅力」なんだからしょうがないし、好きな方も少なくなかろうとも思う。

秋元康プロデュースモノ*3については、おニャン子クラブの頃からどうにもこうにもダメであった。好きな人は多いんだと思うけど、私にとってはアレルゲン。カニが旨いということは知っているけれど食べるとくしゃみが止まらないから駄目なのという感じで、ホント面目ない。

 

導入時期なだけあってテンポよく話が進んでいるので、なんとなく遅刻してチャンネルを合わせて、主題歌をやり過ごしているうちに、すでにいくつかのエピソードがよくわかんねーなという状態である。まぁアレルギーなのでしょうがない。

 

 

*1:まぁ2時間ドラマのキャスティングって独特の味があるのは確かなんだけど。名取裕子が謎のはじけたオバチャン役をやってたり

*2:萬田久子ははんぱないオシャレさんである。マダム女性誌に載せておくのが持ったいないぐらい突き抜けてオシャレ。ファッションが本当に好きなんだろう、ファッションおたくというか。

*3:見方、聞き方によっては扇情的に見えるようなコントロールが上手。メンバーに番号を付けるとか総選挙とか、そういうのが好きな人には堪えられない魅力なんだろうなとも思う。そういう意味では名プロデューサーである。