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長い感想

100文字では足りなかった時に

柳家三三師匠の落語に、うっとりしてきました

らくご

昨日は、虎ノ門JTホールの落語会に行ってきたのだ。

柳家三三師匠の独演会。はぁ、うっとりした。

 

実は今週は体調がすこぶる宜しくなくて、というか、風邪のひき始めだったらしく、ゾクゾクと悪寒が止まらないくんだったんだけど、熱もないし咳も出ないし、待ち焦がれてた三三師匠の落語会だから、行ってきた。コート着たままではさすがに申し訳なさすぎなので会場ではストールぐるぐる巻きになってたけどな。

しかし、落語聞いた後はゾクゾク悪寒が少し収まっていて、そのまま帰宅してすぐにあたたかくして寝ちゃったからか、風邪はそれ以上進行しなかった模様。落語にうっとりしてきたから良くなった、風邪。

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うっとり、と言うと、笑いどころ無いんかと思われてしまうかもしれないが、ぜんぜんそうじゃなくて、ゲラゲラ笑うんだ。面白いんだけどシュッとしてて端正で、お師匠さんである小三治さんもそうであるように、オーソドクスというか、とても真っ当で真っ正直な落語という感じがする。体調が良くない時だからこそ、なおさらそういう落語が身にしみたのかもしれない。笑いは滋養である。

 

私の落語趣味はまったく日の浅いことだし、それに寄席や落語会に出かけるようになったのはこの何年かでしかないんだけど、CDで繰り返し聞いていたお気に入りのラインナップは古今亭志ん朝師匠である。

志ん朝師匠の落語って、端正なイケメンな、筋目の通った、そして色っぽい落語だと思っているんだけど、三三師匠は、小三治師匠にも似ているけど、どことなく志ん朝さんを思い起こさせる人でもあるんだよね。なので、若手名人のなかではとても好きな方なのです。

体調が良くない時って割と寝付けなかったりするじゃないですか。このところ仕事も立て込んでたり、ファミリー・アフェアーでごたごたしていたりで、何か寝付けない夜が続いていたので、そういう眠りにくい夜にきまって聞くのは志ん朝師匠か米朝師匠の落語なのである。なんか落ちつくんだ。あく味がなくて素直に楽しい気持ちになれるので、よいのかもしれない。

 

一方で、ちょっと前にちりとてちんのDVDを見直してたからか上方落語ってどんな手触りなのかを少し深く知りたくなって、上方落語の本を何冊か借りて読んでいたのだが、その一つに、志ん朝師匠が頻繁に大阪に呼ばれて落語してたとか、志ん朝松鶴師匠を尊敬してて可愛がられてた、とか、そういうことが書いてあった。
とても面白い本だったんだけど、特に印象的だったのは、志ん朝は大阪に「失われた東京らしさ」を見ていた、というくだりと、あとは志ん朝の大阪の落語会の演目の中に三三師匠の名前があったことだ。

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私の落語好きはめくらめっぽうで、誰が誰の師匠筋とか誰の芸風を受け継いでとか、そういうのは、まぁ、いいじゃないか*1、という感じできたんだけど、なんだー私の好きな人(志ん朝)は私の好きな人(松鶴)が好きだったのか、とか、私が似てるなーって思ってた人(志ん朝と三三)は一緒に高座に上がってたのかとか、新鮮に驚いた。符丁が合って。

 

あと、大阪の下町に昔の東京を見る、ってのは、大阪に行くたびに思うことでもあったので、そうかその感覚って私が勝手に思ってただけでもなかったんだなーって思ったりもした。あの、それこそ天満のあたりとか、私のごく小さい頃の東京の下町と感じが似てる。全体的に距離が近いとことかも、似てる。
今や東京の下町はどこもビルだらけになってるけど。そしてそろそろ大阪もビルだらけになるのかもだけどね…。

そんなこんなで、まぁ落語楽しかったです。

 

 

おまけ

【たばこ】その嫌煙は本当にあなたを豊かにしているだろうか? - 永遠ビッチ! かんどーのあけすけ日記

こちらのブログに、JTビル臭かったしちっとも分煙でもなければ喫煙者と嫌煙者の共存もできてなかったですよ、といった感じのブコメを付けました。

JTビルって、要するにタバコ会社のタバコビルなわけですけど、1Fのエントランスホール、広々してきれいなエントランスホールですが、パブリックな室内空間なのに今どき喫煙できるんですよ。吸う人も吸わない人も共存できる空間、ということでJTさんのPRにもなってるんでしょうが、一時期、話題になっていました。

www.jti.co.jp

で、JTホールに落語聞きに行くついでに、例の話題のエントランスホールだーって思ってちょっと楽しみにしてたんですけど、まぁ、分煙にはなってなかったよ実際は。

同行者は喫煙者、私も一時期たばこ吸ってたことあるんですけど、どちらも「…あぁ」と思いましたし、エントランスを取り囲むように設置された吸煙設備とベンチには、タバコを吸っている最中の方しかいなかったよ。30分以上早くついてしまったので観察してたけどさ。落語がハネてから、エントランスホールの奥にあるお寿司屋さんでも寄って行こうか、なんて言っていたけど、やっぱりほんのり臭う金属臭と煙の混じったような、要するに副流煙のすえた臭いで、まぁ風邪も引いてるしまっすぐ帰るか、ってなったしさ。
業界で頑張ってる取組みではあるんだろうけど、もうちょっと技術的には進化が必要なのかな、色々難しいんだろうなーって思いました。

 

あと、当該のブログについて言えば、煙吐く側は、立場としては周りに迷惑をかけている方なので、できれば「煙吐きだしてごめんね」という態度でいた方が、色々円満だと思います。吸っても良いですかと聞かれればちょっとぐらいぜんぜん良いよーってなる人も少なくないだろうけど、「嫌煙の人って損してないですか」的なことをいうのは、やっぱりおかしいすよ。

*1:覚えられない鳥頭