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長い感想

100文字では足りなかった時に

夢のようなガンバ戦

サッカー Jリーグ 横浜F・マリノス

今度は試合の感想。

 

Jリーグは、暑い夏場は札幌ドーム以外の全ての試合がナイトゲームになりますが、それ以外の時期は、NHKBS1の19~21時の中継枠に合わせてナイトゲームが1試合設定されています。

ふだんはBSや、ましてや地上波での生放送なんてやってもらえない悲しきJリーグ*1ですが、BSとはいえゴールデンタイムの生放送なのでTV観戦する人も若干増えているからでしょうが、波乱!と話題になる試合が多い傾向があるのです、NHKBSで生中継する試合って。
マリノスは、割とBS劇場には強い方ではあるんですが、まぁ何が起こるか分からんよね、という感じで、ヒヤヒヤとさせられる開始時刻だったりします*2

 

で、試合の内容ですが、なんか身がぎっちぎちに詰まった波乱万丈の試合でした。
座った席が割と高い位置だったこともあったのかもしれないし、あとまぁ試合後に色々物議を醸していたけども審判が若干残念だったこともあったのかもしれないし、あと試合前にみんなで万博公園で花見してたんで飲みすぎたのかもしれないし、色んな他の要因もあったのかもしれないが、あたまくらくらする試合だった笑。出口が混んでたからってこと以外にも、試合後もスタジアムをすぐに立ち去れる感じじゃなかったといったような。

そもそもガンバ戦って、俊輔が戻ってきてからは特に、毎試合おもしろくなるんですよ。攻めダルマになりがちなガンバと、ホンイキで守備させたら蟻の這い出る隙もないぐらいの堅守マリノスという「ほこたて対決」だからってのもあって、がっぷりよつな見どころ十分な試合になりがちなんですよね。
それに、こちらの司令塔俊輔とあちらの司令塔ヤットは盟友でもありライバルです。毎試合、見ごたえのあるマッチアップをしてくれるんでそれもとても楽しみだったりします。今節も真ん中を取るのは俺じゃー!という感じに両者ゆずらず君臨しておりました。えへへ。

 

勝ったのは、時の運だなぁという感想です。
がっぷりよつのガチ勝負を90分堪能して、時の運で結果がついた、本当に味の濃い試合でした。

 

ガンバの1点目はアデミウソンでしたが、こちらのミスから始まって奪われたボールを、宇佐美がきれいなクロスをあげて、パトが折り返してアデミウソンが決めるという、羨ましくてよだれがとまらないお手本のような崩しプレーで持っていかれました。いいなぁもう。アデミウソンいいでしょう?シーズン前には「たいして点取らん若手の外国人なんて要らん!」って言ってたガンバサポさんもいたようですけども、いいでしょうアデミウソン……涙*3

2点目は俊輔の超絶技巧FKです。前半に同点に追いつけて本当に良かったというところですが、しかし東口、あの速い弾道であんな右上隅にピンポイントにイかれてるのに追い付いてる、触ってはいるんだよね…すげえ。ここはTVのスポーツニュースでもさんざんやってたので見た人も多いかもですね。

このところスカパー!さんは、ツイッターアカウントで試合後のダイジェストを出してくれてるのですが、見てくれよこのすげえFK。触ってる東口もすげえし決めた俊輔もすげえよ。

後半の逆転シーンは、ガンバのミスから学と新加入の謎の外国人マルティノスのコンビでの速攻がハマりました。マルティノス、決勝点決めたし何やらお調子者なキャラクターで愛せるからいいけど、コンディション調整不足だったのか試合中は結構サボり気味でしたね。得点シーンの速攻でも、学にいったんボール渡したあと、パス返そうとした学の気配に気づいて慌ててダッシュしてたりと、割とぼんやりもんというか、エエカゲンなプレーヤーかなという気もしております。慌てて気付いてダッシュしても間に合ったしゴールも決めたから良いけどさ、ハーフライン手前から学一人でゴールまで行かせるつもりだったんだろうか笑。
もう一つ言えば、シミュレーションくさいプレーが多くて、これ結構イヤだなぁと思ったりもしています。マリーシアを喜ぶ好事家もおりますが、私は個人的にはシミュレーションとかあんまり好きじゃないんだよな。コンディションがまだ追い付かないからだるかった、ということでありますように…。

カイケと学のコンビネーションは、まだ合わなくはありましたが、十分にこのさきワクワクさせてもらえそうな片鱗はありましたし、コメント見る限り点取る気まんまんという感じですので、そちらもこれから期待です。

 

困っちゃうのは、後半15分は、もうずっと「攻められダルマ」だった、ってことなんですよね。交代カードの順番とかチョイスどうなんだという話もあったりもするんですが、前に進めなくなっちゃって、左右からのクロスが雨あられ、あっちから宇佐美が飛び込んでくりゃこっちからアデがゴリゴリしにくるといった艱難辛苦タイムが長くありました。最後の「いろいろ疑惑なPK」につながるプレーです。
このところのマリノスはどうも攻守の切り替えがまずいんですよね。「攻められダルマ」を中盤で反転攻勢*4する展開をあまり見ることができません。その代わり速攻がたまにハマるようになったんで、まぁあっちを立てるとこっちが立たないという感じなんだろうなぁ…。

この試合ではうまいこと速攻で点が取れましたが、マリノスは本当に速攻も下手です。遅攻の鬼・中村俊輔がいるからというのもありますが、もともと、テクニックでコネたり存分に左右に振ってからーのクロスで切り裂き、とか超絶技巧寄りのプレーの方がみんな好きだったりするんだよね笑。

 

しかし、逆転したり、下手くそな速攻が決まったり、前節ではミドルシュート決まらないことでおなじみの中町のミドルがまんまと決まったり、連れてきた外国人FWがアタリだったり、今節では俊輔がミスFKしたりとか、なんだか「今年のマリノスは、色んな意味でいつものマリノスとは違うわよね…」なんて言いながら、千里丘駅への道を歩きながら友達と話していました笑。

 

さて、最後のシーン。疑惑のPKについて。

審判と観客との、近くて遠い敵対関係 - 長い感想←こちらのエントリにも記しましたが、結果的にどうあれ、審判の判断に従うしかないというところだと思っていますし、私に審判のジャッジの適切さが本当に判断できる能力があるとも思っていないので、プレーの内容についてを記して残す権利もないなぁというところではあります。

今回、気になっているのは、twitterの噂についてです。
TV中継の画面キャプチャとともに「これ誤審だ」とつぶやいたtweetが拡散していたり、「東口がPKのジャッジについて審判に文句を言っていた」「試合後、握手せんと差し出した主審の手をはじいた(これもはじいてるところの動画が一緒に添えられて)」とか、そんなことがtwitter界隈あたりで起こっていたようです。

 

やっぱり「素人に判断できる限界」ってあると思うんですよね。負けた方は特に拡散したくなっちゃうと思うんだけどさ。スカパーの映像で見るとゴールライン踏んでるように見えるし、一旦GL内側に入ってその後ジャンプして着地した時がヤットが蹴る直前という感じにも見えるんですよ。これ判断難しいよ。キャプチャの瞬間画像だけ見てどうこう言っちゃダメなやつ。ヤットもタイミングずらすかというステップなのでなおさら分かりにくい。これ線審も正確に判断できるかどうか微妙だと思う。
もっと言えば、PKの元になった、宇佐美への小林のタックルですが、タックルの場所もその時の宇佐美の足の位置もラインの外です。これはたまたま、画面が寄りの映像だったんで分かるってだけで、現場じゃ、私は反対側のマリノスサイドにいたから「パンゾーやってもうた!」って思ったもの。

 

東口が審判に抗議してたかどうかもtwitterでたどる限りじゃどこがソースか分かんないですし、そもそも、正直、主審の佐藤さんはあの試合は良いジャッジングだったとは言い難いとさすがの素人の私でも言いきれるクオリティではあったので、そういうこともあるよねとしか思わない。手をぱちんとはたいたってのだって、まぁそりゃ褒められた態度ではありませんが、こう言っては何ですが、その程度のやんちゃな態度や選手けっこういるし、目くじら立てるほどともぜんぜん思わないんだよなぁ…。

誤審さわぎの発端のひとつのtweet、今見に行ったら500超のRTだったので、まぁそんなもんなら大したことでもねーか、とも思うんですが、あんまよくないと思うんだよな、ああいうのなー。だってさ、ちゃんと映像を見直したら判断難しいプレーだって分かるよ。皆見てんのかなぁ。
脊髄反射で拡散しちゃってるなら、それは「目の前で試合をしているサッカー選手」への冒涜だと思うんですよね。どちらの選手にとっても。

 

おまけその1

その日の夜のスカパーマッチデーハイライトでは、GKの飯倉がインタビュー中継で出ていて、何しろイケメンGKとして女性のマリサポさんのハートわしづかみ&アグレッシブな攻撃的GKとしてすべてのマリサポさんのハートもゲットしている飯倉くんが、超キュートに俊輔をdisってて、ホテルに帰ってオンデマンドで見ながらゲラゲラ笑ったよほんともう。

俊輔は俊輔で、ヒーローインタビューで「サポーターの応援が響いていて後押ししてくれたので」とか、泣かせることを言ってくれて、もうたまらんなぁと思います。

中村俊輔 - 長い感想 こちらのエントリにも記しているのですが、ほんと俊輔大人になった。自分のために、よりも、クラブのために、サポーターのために、という言葉を口に出すことをためらわなくなった。うれしいなぁほんとに。

サッカーの応援って、おかしな節回しを野太い声でがなりたてて、質の低いマスゲームかよ、なんて、昔はわたしも思っていたんですが、違うんだよなぁと最近また思っています。この試合なんて典型的だったのですが「負けちゃうかも」「追いつかれちゃうかも」とか「あいつダメもう変えろ」とか、味方を鼓舞するのではないネガティブな言葉や相手チームを貶めるような言葉、ようするに「弱音」を、わたしたちはともするとサッカーを見ながら口をついてしまうときがあるんです。ところが、チャントを口に常に乗せておけば、少なくとも弱音を吐くのを抑えることができる笑。
サポーターというものは、わたしも含めて根本的には傍観者でしかありませんし、大勢で集まらなきゃ伝えられない弱虫の集まりなんですよね。弱虫がたくさんあつまって、負けちゃうかも、いやそんなこと言わずに勝つんだ、とやっている残念で可愛らしい人たちなんだなぁ、と思っています。チャントは、つい弱音を吐かないためにある。

 

おまけその2

土曜の試合はどの選手もファイトしてたし良いパフォーマンスだったと思います。俊輔は、FKもちろんすごかったんだけど、圧巻なのはこれよ。私は現地でこれ見てたけど遠目で見てもちょっと息をのむというか、すげー!!ってなったわよ。

ただ、ここのシーンはダイジェストやニュース映像でも使われることはありません。現地に見に行かないと見られないし、お金かけてでもBSやCS中継を購入しないと見られないわけです。スカパー!のCMじゃありませんが、拾い物やダイジェストでいつまでも満足してちゃあ、いけないよ。

 

 

おまけその3

今日の個人的ハイライト、もう一つはこちら。ボンバとパトの突っ張り相撲。ボンバはほんとすごいね。ただ放りこんでいるだけならボンバがすべて跳ね返す。

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さぁぁ、こおおい!という感じで。
このあとバチバチと音がしそうなほど張り手相撲をやってたよ。 

ボンさんにしろ俊輔にしろ、スーパーなベテランプレーヤーを応援し続けるということは、「そろそろ衰えるのでは…」というハラハラ感や胸の痛みと付き合っていくことだと思う。二人はマリノスで選手生命を終わらせるのだろうか、どこのクラブに行ってもきっと私はその試合を見に行ってしまうだろう。ふたりとも最後、YSで1年ぐらいプレーしないかな笑 だめか。だめだよな笑

 

おまけその4

マリノスの今季のアウェイユニはピンクのしましまで、他サポさんから「…かわいそう」とか言われているようなのですが、現物はかなりかわいいですよ。普段はアウェイユニまでは買わない私ですが買ってしまいそう。ホームでも着てる女子サポさんとかもいて、女子の財布わしづかみかよ!って思う。わたしはオバハンで女子じゃないし、清水のユニ買うか悩んでるので、今のところは我慢我慢…。天からピンクユニが降ってこないかな。番号は11番でお願いしますね神様!

 

おまけその5

このところマリノスで不動のLSBを担っている下平匠は、ガンバユースの出身です。良いLSBってのは、良いCFの次ぐらいに世界的に常に供給不足なポジションですが、わたしは実はガンバにいた時から、あの若いSBいいなぁと思って羨ましく見ていましたし、大宮にいた時は下平うちとればいいのになぁって思っていたので、うちに来てくれた時は超うれしかったんですよ。
マリノスのゴール裏は割とけち臭いところがあって、移籍1年目ぐらいだと選手の応援チャントとか作らない*5んですよ。ケチだよなぁと心底思いますが、ようやく下平もチャントもできてよかったなーと思っていました。
ただ、うちはレジェンド・ドゥトラがいたせいかわかりませんがLSBに辛口な傾向があって、たまに「下平じゃものたんねーんだ」みたいな心無いことをいう人もいたりして、胸を痛めていました。シュアな守備と戦術眼もある素晴らしいLSBなのに。そりゃたまにミスフィードはするけどそんなの裕介とかドゥトラだってようあったやで?とか思っていたんですが、今日はふるさととの対戦で、ケチな笑ゴール裏が下平に向けて「君が思うより、僕らは下平匠が好き」というダンマクをぶら下げていました。

匠もinstagramでよろこんでいた様子で、ほんとこういうの好きだわあ。ケチケチしないでどんどんダンマク芸やって欲しいなー。

*1:多くのサポーターはスカパー!で見るわけですが、なでしこリーグJ3リーグはスカパーですら試合放送はほとんどやってもらえないんですよ。ダイジェスト番組があるし、試合映像を他のクラブに売るというビジネスをやってる関係もあって撮影スタッフは居ますが、私たち一般人は現地に行かないと見られんのですよね。貴重。そういえば、違法ストリーミングとか見てるやつは天罰が下ればいいと思っています。駅のコンコースのリノリウムの床でスベって転んで恥をかくとか。

*2:あと個人的には、勝ったら祝勝会がしたいし負けたら残念会がしたいので、21時に試合が終わるナイトゲームはあんま好きじゃないです

*3:移籍した選手にゴール決められる「恩返し弾」、マリノスはものすごく被弾しがちです。前節も鳥栖戦で谷口に行かれましたしね

*4:例外的に、優勝を争った2012、13シーズンは、中町・富澤のWボランチが素晴しくて、俊輔、中町、富澤の三角形が中盤を蹂躙しつつ、富澤の素晴らしいスイーパーぶりと中町の厳しいチェックと鋭い読みで、最終ラインまでボールを届かせないような試合展開ができてたんですが…。嗚呼。嗚呼優勝したかったよあの年ほんとうにさ…

*5:あと、相手サポさんとダンマク合戦とかもめったにやらない。やるのは大分さんぐらいだろうか。もっとノリノリでやりゃいいじゃんと思うんだよね、移籍した選手にいつまでもブーイングかましてる暇があったらさあ