読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

長い感想

100文字では足りなかった時に

ゴールデン・平畠・ウィーク、3試合目は「はじめてのJ3アウェイ」

J3 Jリーグ YS横浜

ばかものが、2月末のJ1~J3の日程発表の後に最初に思ったのは、「井原アウェイ(アビスパvsマリノス)ぜったい行く!」と、「これGWずっとサッカー見てられそうなんじゃね?」でした。

ゴールデン・平畠・ウィークというのは、スカパー!Jリーグ振り返り番組のMCをながーいこと務めておられる、静岡のスター☆平ちゃん*1こと平畠啓史さんからいただいて勝手に私が言っている。
もともと、たまに、1日2試合とか土日両方観戦とかやってたんですけど、それは「代表監督ごっこ」と名付けていました。マリノスだけを好きだった頃は、他のクラブの試合とか他のカテゴリの試合を見るのは、特別にお目当ての選手がいる時で視察感がすごくあったんで「オシムごっこ」とか面白がって言ってたんですが、何だかんだでいつの間にか、J1、J2、J3にそれぞれごひいきのクラブが出来てしまい、じーっと見つめているうちに観戦友達ができたりするし選手やスタジアムや街にもお馴染み感が出てくるし、そうすると情が湧いてきてしまって、そうなると「視察感」がなくなってきて、「平畠感」が増幅してきたわけなので、まぁ。そんな感じだ。

 

そもそも、ゴールデンウィークJリーグは集客アップを狙って集中開催をします。私は東京に住んでるんですが、首都圏にはサッカークラブがたくさんありますので、J1、J2、J3JFL、なでしこ、ぐらいまでをターゲットにするだけでも*2、東京にいるままで毎日サッカーを見続けられたりもするので、わざわざ混んでる時に旅行にいかなくてもいいかなーというところもあるんですが、今年は、うまいこと有休が取れそうだったのと、自分が応援しているクラブの関西~中京アウェイの日程が固まったので、よっしゃ行ったろ!ということで、今、来ているわけです。

 

で、昨日は、キンチョウスタジアムセレッソ大阪U23チームと、YSCCの試合を見てきました。YSCCはじーっと見つめ始めてからもう4シーズン目になりますが、アウェイは初めて。サポーターが多いクラブでもないですし、私自身が「サポーター」というわけでもないので、アウェイに行くのはちょっとドキドキすんなーと思ってましたが、行ってみたら顔見知りの方も偶然おいでになっていたり、まぁ勝手知ったるキンチョウスタジアムですし、キンチョウすることもなく、大変楽しく過ごしてきました。キンチョウスタジアムも好きです。近いし。駅からも近いしピッチからも近い。素晴らしい。

 f:id:penguaholic:20160502131836j:image

キンチョウスタジアムの隣にあるマンションでは、セレッソの試合があるといつも何人かの住民がフラッグを掲げていますが、U23でもちゃんと出ていてちょっと嬉しかったわよ。

 

セレッソといえば、ユースの活きがいいということでおなじみです。
今期のU23チームにも、ドルトムントに勉強しにいってた丸岡くんという選手がいて、あーこりゃこりゃ…と、試合内容についてもハラハラドキドキしておりました。行きの新幹線の中で発表されたスタメン見てたら案の定丸岡くん入ってるしさ…。

 

試合ですが、結果からいえば1-1のドロー。4連敗中だったので「アウェイで勝ち点1、上等!」という気持ちもありますが、それ以上に、勝ちたかったよー!勝てただろうこの試合!という気持ちの方が強いものでした。とても前向きな悔しさです。

 

話題の若手、丸岡くんに先制点を取られてしまって、それも美しく、お手本のように崩されてしまってギャーまたかー!とは思ったものの、選手は折れてなかったねぇ。
YSイチのイケメン*3・中西規真選手は、3月の相模原戦で怪我してしまって出られなかったんですが、ようやくスタメン復帰したのも大きかった。中西選手は守備のかなめというか戦術眼と高いキック精度を持つDFで、跳ね返し屋の松田くんとのコンビが、私的には大変ツボなのです*4が、守備作り職人・樋口さんの作っているYSは、去年と比べて格段に守備が安定しています。その上ひんぱんにオフサイドトラップをかけます。昨日の試合もオフサイドトラップをなんどもやってやったぜ!なんという地味なことを言いきったのか私は。

 

攻撃も、昨日は前の4人が大変よく走っていて、悪い試合だと一番良くないところが出やすい攻守の切り替えにも、集中力を欠くシーンはほとんど見られませんでした。山崎、宮尾、宮内、吉田あたりは試合終盤では足がつるシーンもあったぐらいで。

同点に追い付いたシーンは、セレッソに崩されたのと同じぐらい「狙い通りのカウンター」でやってやったものです。残念ながら追加点は取れなかったけれど、後半最後まで集中力を途切れさせずに、守備陣も奮闘、攻撃陣も前線から追いかけ回すアグレッシブなサッカーを見せてくれて、なんども「おおおおおおしいいいいいい!!」というシーンを見せてくれました。ああああ勝ちたかった、勝ちたかったよ!

観客数は1600人ちょっと、ほとんどがセレッソサポさんでした。我々アウェイサイドはね、思わず数えましたけど、大体40人弱笑
セレッソサイドの目線で見たら、また違う見え方かもしれませんが、私から見ると、サッカーの質の高さは、うちの方が良かったんじゃないかしらひょっとして…という身びいきが発動するぐらい、選手がんばってました。

あと樋口さんは半ズボンで夏仕様になっていて、マリノスタウンで良く見た、手を後ろ手に組んでふむふむ、ニコニコ、わはは、むぅ、と色んな表情をしながら選手を見つめている懐かしい樋口さんでとてもうれしい気持ちになりました。これまで私が見に行った試合では、そこまで「おなつかしい樋口さん」ではなかった。良い変化だと思う。

多分ですけど、やっと樋口さんが頭の中で考えている「YSの設計図」に近い動きを、選手が見せてくれたのがうれしかったんだろうと思います。何しろ育成畑の長い人なので、そういうのが一番好きなはず。いやもちろん勝った方がもっと好きだと思いますが笑、「教えたことがちゃんと出来た」ことを喜んでくれる、評価してくれる人なのです。樋口さんという監督は。

 

樋口さんが好きなんだろうなというものは、他にもあって、よく走って追いまわしてくれる献身的な前線も大好物だと思います。マリノス伊藤翔くんもそう、湘南に移籍した藤田くんもそう。昨日の試合では後半は山崎くんがその役目(馬鹿正直に追いかけまわすFW役)をやっていて、最後10分ぐらいはもうばてばてで足もつってる状態でしたが、結局最後まで交代なしで突っ走った笑

 

これもねぇ、マリノス者としては諸手を挙げて「良い!」とは言いづらいのですが樋口さんの特徴的には「良い変化」だと思います。樋口さんはスタメン固定型の監督だからです。

いや、マリノスの時はそのスタメン固定癖と「攻撃用の交代が下手!」なところが、おもにコワモテのマリノスサポーターからはあまり好評ではありませんでした。いや私も頻繁に不満に思っていたし、何よりもマルキーニョスや俊輔が体感していたはず*5笑。結果的にあの頃のマリノスについては、樋口さんのスタメン固定策の結果ベンチが薄くなって、俊輔の疲労蓄積によって崩壊してしまったという側面はあるわけで、手放しで喜ぶことはちょっと難しい面もあるんですが、一方で、そうやってスタメンを固めて「自分たちのチームはこの方法でやっていく」ということを選手やサポーターに伝えたかったという意味では、樋口さんの固定癖は「方針を示すスタメン固定」でもあると思うわけです。

 

YSは、やっと「これから自分たちはプロクラブでやっていくのだ」という自覚ができたところです。いやすまんねオクテで。
樋口さんは今までのところは主にメンタルについてプロ意識を選手に伝えていたように思います。そしてやっと「かたち」が薄らぼんやりですが見えてきた。ここから、「かたち」を見せてくれる回数・時間をもっと増やしていくことが、「自分たちのサッカー」を成熟させるプロセスなのだと思う。
試合後の選手インタビュー、監督コメントを読んで私は不覚にも相当ぐっと来てしまったよ。選手が樋口さんの言っていることを胸に刻んでそれを体現させたいとがんばっている、次こそは!と言う。監督は「ここまでは出来た、でもまだもっとこれから」と言う。いいなぁお父さんだほんと。

 

今日は平日なのでJリーグ開催はありません。しょうがないから京都観光します。京都近代美術館と細見美術館に行ってきます。細見美術館では杉本博司の企画展やっとる。でへへ。

それから古いお友達と美味しいお店でごはんをたべる。

明日は京都vs清水、明後日は名古屋vsマリノスです。天国や^^

 

おまけ

U23クラブをJ3に参戦させている初めての試みですが、これ、どうなんでしょうか。Uクラブを入れているのは、ガンバ、セレッソFC東京の3クラブ。効果はどのぐらい出ているのかはシーズンが終わってからでないと分かりませんし、私はまだ生でU23クラブとの対戦を見たのが今回が初めてなので、サンプル1でしかないのですが、試合の面白さというか白熱さというか「サッカーを見る楽しみ」ということで言うと、ちょっと物足りないのも確かです。

なんかねぇ…試合開催日の次の日の練習試合、みたいな感じだったよ、セレッソ

ガチ感が少ないんですよね。相模原とか長野とか、要するに「J2目指すんじゃコラボケがぁ!」というクラブとの試合はもっとヒリヒリしています。全体的にプレーがセーフティサイドによりすぎていたように思う。練習した攻撃パターンにはめよう、という意識が強かったのかなぁ…そのパターンにはまらない時は攻撃への意思がなさそうに見えたし球際もぜんぜんだった。うち(YS)は球際弱いこと山の如しなのに、うちにすら勝てない球際というのは、物足りないよ。

 

観客も、なんていうんだろうな、セーフティに過ぎるラインクリアや枠に行かないシュートにもあたたかい拍手が出る。いやセレッソサイドとしては育成中の若手だからまぁしょうがないんだろうけどさ、実際の試合でそれほど危ないとも思えないのにラインに逃げたら「えぇぇ…」という困惑のため息が会場を包んだりすると思うんですよね*6。シュートが枠を外したら「もいっちょやれ!」という激励なら分かるけど「よーシュート打ったわパチパチパチ」ってのは、何かどうなんだこれは保護者観覧か。という感じは正直しました。

そもそも、セレッソだけじゃなくU23クラブはどこも、年齢は若いとはいえ戦力的にはウチや他のJ3の体力ないクラブよりずっと豪華ですよ。それなのに順位はそれほどじゃないわけです。それだけサッカーって面白い(組み合わせの妙なんかもありますしね)スポーツだともいえますが、それ以上に「育成枠をお母さん目線で応援」的な感じが、よくないのかもなぁと思ったりしています。

Jリーグは、去年まではJ3にJ23代表チームを参戦させていました。このシステムで得をしたのはマリノスの喜田くんだけだった笑 ともっぱらの評判ですが、これも結局、あまり育成で役に立ったようには思いません。だって結局今テグさんに呼ばれてる選手たちって、J23チームよりも自分とこのクラブでスタメン奪取した子ばっかりじゃんか。

育成ってなんだろうなぁ…鴨川の流れをぼんやり眺めながら考えたりします。

まぁまだ分かりませんが、あんま、役に立ってなさそうという結論になりそうな気がする。サテライトリーグだって結局、クラブの負担ばっかりが大きくて強化や収益には返らなかったんだよなぁ…。

 

おまけその2

うちの選手たちが足がつりまくっていたのは、樋口さんの交代が遅いから、ということもありますが、格上のセレッソU23が練習試合感覚で臨んだゲームでも、我々は足がつるぐらい全力で集中してやらんと引き分けにすらできんのよ…という「戦力差」だったりもします。お金!お金が欲しいわ!道端に5億円落ちてないかな。そしたら私はYSのスポンサーになる。

f:id:penguaholic:20160502132055j:image

なったるでー


おまけ3

夜は京都のHUBで、マンチェスター・ユナイテッドvsレスターの試合を見ました。勝てなかったねー。店内はまぁレスター贔屓一色という感じでしたが、たぶん中国人の観光客と思わしきカップル*7がレスターが追いついて店がぎゃわーーーー!てなったあとに席をたってでてったのがちょっと気の毒であった。チャイニーズはプレミア大好きマンチェスター・ユナイテッド大好きって本当なのねぇとしみじみとチャイナ・マネーを思う…。Jリーグも好きになってくれんかのうチャイニーズ。

f:id:penguaholic:20160502133552j:image

街頭テレビ感


 

*1:静岡でご長寿情報番組「くさデカ」という番組のMCもされている地方TV局芸人の草分けでもあります。静岡での知名度抜群で県民に愛されている模様なのですが、その理由には「平畠はああ見えてサッカー超旨いらしいぞという話がしぞーか民の心の琴線に触れたとか触れないとかいううわさがあるけども本当か笑 それよりもスカパーでの平ちゃんの当たりの良さとサッカーを語る言葉のやさしさから考えても、タレントさんとして愛される能力は十分

*2:地域リーグとか都リーグとかユースとかは、まぁ他の人に任せる笑

*3:と私が勝手に言っているわけじゃなくスタッフに聞いたんじゃよ。女の子人気は一番だとのこと

*4:マリノスを長年見続けていると守備戦術にはやたら長けてくる

*5:マルキは当時、頻繁にベンチに「もう下げろよーオレ限界だっつーの!」というジェスチャーを送っていました笑。あと俊輔も「交代は効率的に使えると良いんだけど…」というようなことをインタブったりな笑

*6:場合によってはブーイングが出る場面だと思います

*7:出て行きしなに私の横を通り過ぎて、たぶん中国語で話したのが聞こえたので