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長い感想

100文字では足りなかった時に

夏風邪をひいた馬鹿が、治りかけに三ツ沢へ

横浜F・マリノス Jリーグ サッカー

オリンピックが始まる前には治るといいな、と思っていた夏風邪をこじらせて、おとといまで割とぐったりとした日常を過ごしてました。見に行く約束をしていたJリーグの試合を、4試合も落として、超しょんぼりしていますが、ようやく食べ物の味も少しは分かるぐらいには回復したので、マリノスの大宮戦を見に三ツ沢サッカー場に行ってきました。

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降らなくてよかった、屋根なしスタジアム

 

三ツ沢は、日産スができるまでのホーム、今はマリノスにとっては準ホームです。横浜FCYSCCは三ツ沢をホームにしている。要するに、物凄く働き者の球技場です。高校サッカーの予選とかラグビーの予選とかもやる。

なにしろピッチからスタンドが近いので、すごく好きなスタジアムです。俊輔も、三ツ沢はサポーターが近いから燃える、というような発言をよくしています。選手も三ツ沢好きなんですね。日産スだとゴールした後にサポーターの方に行くのも一苦労だからねぇ…*1

そんなこんなで、マリノスの試合をやるときには荒れやすい傾向があります笑。

で、試合は荒れました笑。カード、いったい何枚出たんだろうという感じの、割と残念なゲームでした。カードを出さずに試合を進められるのが審判としては理想だと思うんですけど、どうも、昨日の試合の担当された主審は、イエローカードを「あいまいなジャッジに不満を言う選手を黙らせるために」何度か使っていた。うーん。

一度ぐらいはね、何しろ暑い中サッカーやってイライラしてる選手たちをいなすためには使ってもいいと思うんだけどさ…。今のがファウルか、というのは、不当な不平でもあるようなものですが、選手にとっては「それがファウルならこの審判とどうやって残りの時間付き合っていくか」の間合いを測るためのコミュニケーションだったりもするわけです。褒められた態度ではないですが死活問題でもあるので。
それをすぐイエローカード出しちゃうのは、ちょっと、ピッチ上が不穏になっちゃうのでねぇ…。

おまけに、線審もサイド、ゴールラインともに見誤ることが数度、おまけに思いっきりゴール前のハンドを見逃されたりで、なかなかのものであったよ。わたしが一人で腹を立てていたわけではなく、残念ながら試合終了後には、両ゴール裏から退場する審判団に向けてブーイングが発信されておりました…orz。これもまったくもって褒められたもんじゃないんですが…とはいえひどかった笑。
J3の主審って、頻繁におかしな人が配属されることがあるんですが、J1だとそれほどはないんですけどね。人手不足は審判業界でも深刻なんでしょう。お盆開催だしな。

 

で、試合ですが、今季のマリノスを象徴するような、とっちらかった試合でした笑。

ただ、個人的にはそんなに嫌いじゃないんですよ。結果を求めなければ、ゲラゲラ笑えるシーンが山ほどあって。ただ、まぁ結果、欲しいんだけどさ。

今季のマリノスは、とにかく攻撃の精度が悪いのが問題なんです。そもそもFWの補強がシーズン後1カ月たってから、という体たらくなので、攻撃を練り上げるのがむつかしい、というのが理由の大きな部分だと思っているのですが、ナカムラシュンスケがいないと、余計にとっちらかります。俊輔がいると、なんだかんだで交通整理をしますから。

今季は学とマルティノスの両ウィングから突撃するスタイルだということもあって、俊輔は出場している時は少し後ろ目の位置にいることが多いんですが、あそこで溜めて、前で準備を色々できるのがやっぱり大きいんですね。快勝したのはどこまでさかのぼるか…と考えると、春の磐田アウェイぐらいまでさかのぼる体たらくですが、あのときも、後ろ目にポジショニングした俊輔から学に、鬼のように*2素晴らしいパスを通してました。あーいうのは、まだ天野には難しいところでもある。ああいうプレーができれば一気に俊輔を蹴落としてスタメン奪取できるんだけどね。

 

若手は、うーん。がんばっているのは分かる。分かるんだけど、「流れ」に乗れているかというと難しいんですね。エリクさんにベタ気に入られている喜田は経験も積みつつあってか流れを理解できるけど、天野はまだ試合の流れに乗るまでに時間がかかるんですね。あとは交代で入った遠藤、前田も。本来サッカーの交代要員ってすごく難しいもんだと思うわけですが、ポジション争い中の若手にとっては難しいけど数少ないチャンスなわけです。そんな数少ないチャンスだというのに、前田はともかく遠藤は、ちょっと消極的だったなぁ…。

一方で、ベテラン組は、特に喜田がレッドカードで退場した後も「我こそは違いを作って数的不利を挽回する役割を担うものである!」と、各ポジションで大奮闘していて、相当面白かった。ひとり減って負けてて笑うところじゃないんだけど、ゲラゲラ笑っていました。不謹慎ですまん。

後ろに一人仁王立ちになり「わしにまかせとけー!」という感じに跳ね返し持ちあがりしていたボンバもそう、「ここで働かなきゃ何のための!」という感じに向きになってペネトレイトしては損なっていた小林もそう、中町、学も、なんとかして自分の持ち場で違いを作ろうと奮闘していました。

いやもう、その奮闘を11人いるときにやってよw とも思いますが、こういうのは、人数が少ないときにだけ見られるお楽しみなわけで、まぁ楽しめて良かったです。このところマリノスはあまり退場する人がいなかったので久しぶりだよ*3*4

 

今年のマリノスは、何しろもどかしい毎週を過ごしています。樋口さんの時は後ろからチームを作って守備重視のバランスを取っていましたが、エリクマリノスは、それを攻撃側にシフトチェンジしています。そのために栗原や兵藤といったスタメン常連組はスタメンを取れずにいたりする。

勇蔵については、ビルドアップが致命的に出来ない。本人も今のところの言動を見ている限りでは「俺にはできねえよ」という態度なので…正直ちょっと失望しているところです*5。兵藤については、どうしても「フォロー」という気持ちで動いてしまうんでしょうね…。恐らくもう少し能動的に攻撃にアイディアを出せる選手をエリクさんは望んでいるんだろうと思う。その代わり役割をこなすことにシュアであるところは大いに買われていて、勝ってる試合の守備固めで必ず起用されるんですよねw

で、彼らをスタメン起用せずに攻撃的に行っても、現実はいまいちかみ合わずに攻撃力がイマイチ足りてないので、減らした守備へのリソースの分、失点が増えちゃってるんですね。サイドもボランチも「攻めるために」ポジショニングしているので、どうしても、昨日の大宮戦、泉澤にまんまとやられたような穴がぽっかりと空いちゃう瞬間はあるわけです。いやーうん。喜田のミスと見ることも可能ですが、一方で攻め気によって空いてしまった穴、と見ることもできるんで。

で、攻撃なんですが…。コンビネーションも悪いし、個々の精度にも問題があるんだ。前述したとおりFWの人材がシーズン後にならないと分からない、というのは、攻撃を成熟させるためには致命的な問題だったりします。要するに貧乏が悪い。

ただ、横浜と言う町の特性なのかもしれませんが、勝ってないチームに、世間はとても冷たいんですよね。動員がどんどん下がっちゃうとますます悪循環になりそうなので、ぜひ、みんな「勝とうが負けようが、若手が躍動してカオスを作り出している様子」を見に来てくれるといいんだけどな…。

 

試合は、結局、荒れた試合の僥倖ともいうべき長いアディショナルタイムの間に、攻め気を続けた結果セットプレーからファビオがねじこんでくれました。なんかね、こんな感じの首の皮一枚みたいな試合、今季多いわ。これが実力ってことなんだろう。切ない。

まぁ、負けなくてよかった、というのと、マルちゃん相変わらずおもしれえ、と確認できただけでも、よしとします。

 

おまけ

俊輔のコンディションが上がらない1年であることも、切ない。ああ。でもしょうがないよな年だもの。ボンバおかしいよなそれ考えると。数的不利になったのに人数少ない感じがしねーなと思ってたらボンバがスタンドアロン・仁王になっていた笑。

 

おまけ2

私たちの後ろに座っていたご家族連れ、パパ、ママ、小学生ぐらいの男の子だったんですけど、3人ともおなじようにヤジが口悪く的外れで笑った。気をつけて聞いていると、的外れ担当はパパで、口悪い担当がママなんだよな。審判に不穏なジャッジもあったんでしょうがないのかもですが、特におかしくもないジャッジでもヤジが酷い。喜田が退場になったファウルは明らかに危険なやつだったのですが…それにも酷いヤジを飛ばしておりました。

ヤジ家族の前にいた私たち中年2人(ばかもの)は、ばかものなので負けようが人数が減ろうがチャントをがなるタイプ*6なのですが、それに釣られてか、私たちの隣に座られていた、パパと息子の2人連れもチャントを歌ってくれるようになって、小学校低学年ぐらいの息子くんに歌詞を教えてあげたりして、4人でA指定の端っこで盛り上がっていたんですね笑。

で、喜田が退場した時も、ゴール裏のけなげなチャントに合わせて歌っておりましたら、徐々にヤジ家族のヤジが減ってきて、ヤジ息子が声を枯らして歌うようになった。結局ファビオのゴールで追いついて、帰り支度をしながら元ヤジ息子は「おれね、声涸れちゃったよ!」「そうだね、○○ちゃんの応援でファビオががんばれたねー」なんていう感じになってて、面白かったですよ。

 

いやー善行を行ったよ笑

いやいや善行なのか?そもそも影響したんか自意識過剰だべよ笑、って話ですが。

 

ピントのずれたヤジって、特にサッカーをやってる子供にとっては、あんまり良いことないかなーとは思ったんですけどね。
仕事仲間で子供をサッカーチームに入れてる人けっこういるんですが、ステージママ的な感じの親同志のいさかいやら的外れな応援・指導やらで、結構カオスなところもあるらしいんでねぇ…。

 

おまけ3

そういえば横浜の伝説的サッカーチーム、あざみ野FCは、水沼父が理事を務めておられて、息子である水沼宏太や高木三兄弟をはじめ多くのJリーガーを輩出しているクラブです。高木パパが「少年サッカーの現場」について語っておられるインタビューを読んだことがありますが、適切に応援するのはなかなか大変なことだったらしい。そういう意味では、元日本代表が理事&保護者にいたり、元スーパーカートリオが保護者にいたりする少年サッカークラブは、ある種最強感あるね。

 

 

*1:でも好きですよ。誰が何と言おうと

*2:学の速さを活かすために割と厳しい位置をめがけて

*3:マツがいたころは頻繁に人数が減っていた感じがするんだけど、それはさすがにマツに失礼だなw

*4:清水は頻繁に人数が減るので、そういう意味では人数減る試合のお楽しみ感は多いな

*5:もっとがんばれよーやれるはずだよ

*6:前にも書きましたが、ついヤジりたくなった時こそチャントを歌うのが良いのです。チャントを歌っているうちは汚いヤジを口から出さずにすむので