読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

長い感想

100文字では足りなかった時に

何があるか分からないのが、サッカーの怖いとこ その2

Jリーグ 清水エスパルス サッカー

昨日は、IAIスタジアムまで、清水エスパルスvs水戸ホーリーホックの試合を見に行って、前日とは真逆の体験をしたわけです。
YSは3点差をひっくり返されて記念マッチで天国地獄だったわけですが、清水は、ここで勝っておかないと自動昇格の目が亡くなりかねない試合で先制点を取られ追い込まれたところで、最後ロスタイムでひっくり返して勝ち点3、3連勝。

f:id:penguaholic:20160919165404j:image

勝った、勝った、勝ったよー

 

いやほんと、サッカーて怖い。何が起こるかわからんね。

 

本当は水戸戦は、行かない予定だったんですね。さすがに毎週末サッカーで遠出するのも財布に優しくないし色々滞ったり文句が出たりするので。でも、肋骨骨折&肺挫傷という重症から復帰した大前選手が見たかった笑、で我慢できなくて行ってしまいました。

よし行こう、というのは大前元紀のせいだけではなくて、なんとなく嫌な予感もあったりしました。水戸ちゃんといえば、J1昇格を願う数々のクラブの夢や野望を打ち破ってきた「J2の門番」を自称する堅守のクラブ。水戸ちゃん自身はスタジアム基準やその他色々経営上の課題があって、J1昇格のライセンスが取りきれてない状態なんですよね。闘将柱谷が監督をやっていた時は昇格圏内に近づけた年もあったりと、実力的にも侮れないクラブなんですが。

アウェイでは、そんな門番を相手に勝ち点1を分け合う結果でした。清水は、こちらを実力上手と守勢に構えて戦ってくる相手がどうにも苦手*1なので、正直心配でもあったし、それに、ピエール瀧のしょんないTV「エスパルスサポーターのためのJ2講座*2」に出ていた、水戸ちゃんサポーターの方がすんごくいい味だったので、そうだ水戸戦見に行こうやっぱり、となったわけです。

 

で、心配が案の定で、清水は連戦の疲れもあってかペースが握れず水戸ちゃんにゴリゴリとスペースを浸食されていました。困ったのは、このところの快進撃において攻守のかなめになっている枝村選手が痛んで、前半なかばで交代するはめになってしまった。

これエダがいなくなると中盤怖いなぁ…と思っていたら案の定、バランスガタガタになって、スクランブルで交代に入った村田選手も、どうもイマイチ空回りというか試合に入れていないというか、自分の役割どう考えたらいいのか困ってるのかな、というか。

サイドでボールが止まったと思ったら、真ん中でもやはりボールの「出し先」がなくなっちゃって白崎選手がボール持って止まったとこを奪われてしまったりと、要するに今期前半までの「清水・大変よろしくない・エスパルス」に逆戻りしてしまったかのように見えていました。

 

ハーフタイム中、今にもざーざーと降り出しそうな雨まじりの空を見上げながら、いやいやこのところの清水は前半はダメだけど後半は盛り返すから大丈夫!と歯を食いしばっておりましたが、後半もダメダメな状況が続きました。たまらず、天王山2連戦に備えて温存しておきたかった元紀を投入したものの、その直後、悪い時間帯*3に失点してしまいます。さらにミスも増えてくる。チャンスをつぶすミスが続くと、いつメンタルが落ちてもおかしくないものですし、ゴール裏も、チャントの声に混じって悪い時にお約束の「味方へのヤジ」が聞こえるようになる*4

でも昨日のエスパルスは、諦めなかったね。去年までのエスパルスならぐずぐずに崩れてたタイミングだったと思います。でもコバパルスは違うね。

小林監督は、攻め気の交代策を打ってきました。そういえば、アウェイ千葉戦の劇的な逆転の時もコバさんのカードは攻め気一辺倒であった!と思い出し、コールリーダーさんたちのがんばろうがんばろう、という声にも励まされて、わしゃー老体に鞭打って飛んだり跳ねたり叫んだりしましたよ、そりゃーもう。

 

後半残り15分ぐらいでしょうか、水戸ちゃんの方は明らかに「時間稼ぎ」なプレーが目立つようになります。GKもなかなかキック蹴らんとかね。まぁそういうことはサッカーでは割とよくある事ではあるんですが、ちょっと早くね?と思っていた。いくら水戸ちゃんが堅守だからって、残り15分を「時間稼ぎ」でいなせるほど、さすがに清水だって落ちぶれちゃいないわけで、じりじりと盛り返していくつかのシュートチャンスが生まれ出す。ゴール近くの攻防が続くなかで、水戸の福井選手が足がつった。うちの角田が伸ばしてやったものの再発してベンチを呼ぶんですね、ここからぐだぐだします。

福井は担架を呼んだものの、こういっては何だが近くで見ている限り平気そうなわけです。足つっただけだしな。うん、あぁ時間稼ぎか、またかーと思いますよ、そりゃ笑。
でね、担架&ドクターを呼んだらいったんはピッチから出なくちゃならないらしいんですね*5、それを福井選手はたぶんあんま分かってなかったのか(私も隣の人の解説で聞いた話ですがw)、ピッチから出ない。その後水戸ベンチがすぐに交代カードを切って福井を下げた。なんだこれ?

大前のCKを待っているタイミングでしたし、ベンチとしてはCKの守備でDFの頭数が減るわけにもいかないわけで交代をしたんだろう、と、隣の人が解説してくれましたが…。正直、水戸は選手もベンチもぐだっとしちゃった。

 

これね、後で思うのは、ここが勝負の分かれ目でしたね。
このCKで、このところの私の超お気に入り選手、松原后の「おもしろプロ初ゴール」が生まれます。後ろを向いていた松原のかかとに偶然当たったボールがゴールに吸い込まれた。

水戸ちゃんは、正直、時間の使い方間違ってしまったんだろうなあと思う。セットプレーの守備は集中力を必要とするし味方同士の連携も不可欠なのだ要のDFがぐだぐだしちゃ、あんまり良いことないと思う。それに、元をただせばそんな早いタイミングで時間稼ぎしちゃうのか、というところです。地雷はずっと前から埋まっていた、という話で。

 

YSの試合で逆転された機微は、北原くんの交代(とそれに続くベンチワークが後手後手になったこと)だったように思いますが、清水が勝ったのはこのセットプレー前の相手のグダグダがきっかけだったんだろうな。
ゴール前で圧力をかけ続けてりゃ、コバさん肝いりのパワー・プレイヤー、長谷川悠を入れた甲斐だってあるわけで、そっからは水戸ちゃんサポさんにとってはただキツイ時間帯、しみサポさんたちにとっては、絶叫に次ぐ絶叫の時間帯でした笑。またねぇ…言いたかないが、どう考えてもCKなのにライン割った体にされちゃったりね笑、審判の凡ミスも続いて、ゴール裏すごかった笑。

機微その2としては、先ほどの福井交代をめぐるぐだぐだがあったことで、アディショナルタイムが長かったんですよ。そのように地雷は着々と仕込まれているわけですが、AT終わる直前のセットプレー、元紀のCKに、ビョン・ジュンボン選手がダイビング・ヘッドでゴールを決めてくれました。

ちょうどですね、私が応援していた場所から、ビョンくんが立ってるところに元紀のボールが来て、シュートコースががらんどうに空いているところが見えたんですよね。スローモーションみたいに、CK→ボールくる→ビョンくん飛び込む→しゅーっとゴールに吸い込まれるボール。

周りのサポーターさんと抱き合いハイタッチしあい、みんな泣いてたぞ笑。私も涙出たし。

 

その後すぐに試合終了し、わたしたちは、いつものお決まりの、勝ちロコ、ガニャー、マーチ、からの王者の旗を高らかに歌い上げて、アイスタの出口で待つスタッフさんや運営ボランティアの若い人たちとみんなでハイタッチして、走ってバスに乗って帰宅しました。いやもう、なんてドラマチック!

 

面白かったのは、水戸ちゃんサポさんたちで。

試合冒頭で、しみのゴール裏はロコロコをやったんですけど、そのロコロコのリズムに乗って踊ってるサポーターさんが居た笑。さらに面白かったのは、試合終了してしみずゴール裏が高らかに王者の旗を歌っていた時に、向こう側、水戸ちゃんサイドのゴール裏がサイリウム降ってくれた。アイドルのコンサートか笑、とゲラゲラ笑っていたけれども、ノリがいいなぁ水戸ちゃんサポさんたち。

クラブとしては色々大変なこともあるみたいだけど、あの明るさで乗り切ってほしいですね。水戸ちゃんはマリノスの屋台骨を支えてくれていた小椋祥平選手がプロキャリアをスタートさせたクラブですし、私の好きな鈴木隆行が頑張っていたクラブでもあるし、みんなだいすき闘莉王が花開いたクラブでもあります。面白いクラブなんだよ。がんばってほしいです。いつかJ1で戦いたい。

 

おまけ1

昨日の試合には、Jリーグキングさんがおいでになっていました。パルちゃんサッカーゲーム対決しとったよ。パルちゃんがPK対決で負けてブーイングするゴール裏とか、なかなかの成熟した味わい深さでした。

f:id:penguaholic:20160919170843j:image f:id:penguaholic:20160919170734j:image

 

あと「こないでさーん!」て叫ばれてて笑った。Jリーグ好きツイッター者なら知らない人はいない、「こないでJ2」アカウントのアイコンと一緒なんだよね。
そういえば、マリノスの試合に来た時も「こないでさん!こないでさんだよー!!」って人だかりができていた笑。

twitter.com

こないでさんは、シニカルな言葉や歌の歌詞を絶妙にもじっては、J2に来ないで、とつぶやく大変かわいらしいアカウント。中の人、J2サポなのかなぁ…どうなんだろうな。

 

おまけ2

試合の手触りは「ドラマチック」でしかないものでしたが、試合内容はしょうもなかったですね笑。特に枝村が負傷交代してからは、結局最後までまともに立て直せなかった試合でもあります。エダは本当に仕事人だなぁと不在に改めて必要性を噛みしめた次第です。

エダは、しみサポさんにとても愛されている選手です。まぁ下部組織からの選手はどのクラブも愛されるというのはありますが、私はまだまだビギナーなので、素晴らしい選手であることと無口で無骨系の愛されキャラクターであることは分かるものの、しみサポさんとエダの間にあるその愛の深みは理解しきれないものが、正直ちょっとあった。まぁユースっ子って特別にかわいがるよねぐらいに思っていたんですね。すまん。

セレッソや名古屋や神戸やらにローンで出ていた時の「そりゃ枝村が居たらありがたいだろうな」系クラブ*6から誘いが引きも切らないところと、それにしちゃちっとも清水に戻ってこないところと、戻ってきて、外様のいちファンとしては、何か難しいところがある選手なんじゃろか…とかもちょっと思っていたんですが、そして真相は全然まったく知りませんし知ってどうなるもんでもないと思うんですが、今期、枝村が怪我から復帰して中盤が見違えるように安定感が出たことと、昨日の試合で枝村が居なくなったとたんの不安感。そろそろタオルケットじゃなくて布団をださなきゃね…というような秋の肌寒さを感じ、しみじみと枝村の偉大さと、しみサポさんたちに愛される理由を、深く思い知ることになりました。

エダの怪我、大したことありませんように。ボランチ不安がたまらんのじゃよ。せっかく拓也戻ってきてやっとボランチ人材が一段落したと思っておったのに…

 

*1:まぁこれは降格組全体に言える特徴でもあって、日本代表がアジア予選で苦しむのと似た理由でもあり、さあ守ってやるぞどんとこい、で来られるとなかなかしんどいんですよね…

*2:しぞかローカル番組だけど東京でもMXTVで見られるのだ。ローカル番組好きなのでもっとこういうの見たい

*3:相手から見たらエース投入をくじく得点で超気持ち良かっただろう…

*4:あれをかき消すために私の喉は今でもガラガラであるよ…。

*5:よく分かってないけど笑。知らなくてもサッカー楽しめるサッカー素晴らしいし私はばかものだ

*6:エダが渡り歩いてたクラブは中盤が寂しいクラブが多い