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長い感想

100文字では足りなかった時に

週末2態

Jリーグ J3 YS横浜 らくご

この週末は、落語とサッカーな週末でした。

 

1態目はサッカー。

日曜日はYSCCのホームゲームを見に、いそいそと三ツ沢陸上競技場へ。球技場の方が使えないのはこの時期のお約束で、別のイベントが入っちゃってたので…。

ニッパツ三ツ沢球技場で試合をやると、観客が少なくても、サッカーの内容が多少残念でも「Jリーグ感」が出るんですが*1陸上競技場の方でやると、どうもJFLとか都リーグとか大学リーグの感じを思い出してしまうところがありますね。個人的な感覚ですが。

なんかねー、ムサリクとか江戸陸とか夢の島とかでサッカーを見ていると「おもーえばー、とおーーくへ、きたーもーんだー」とかつい口ずさみたくなる感じがあります。それほど遠いわけでもないんだけどなんかね。華やかさがない代わりに極地熱だけはある感じというか。

 

対戦相手は藤枝MYFC、あちらも色々台所事情は大変そうらしいのですが、コテンパンになりました。うーんこれ。試合内容は、割とキツイので思い出さないようにします笑。帰り道にとぼとぼと歩いていたら、後ろにいたYSの応援にきてくれたらしき二人組の男性が「いやでも、去年に比べたらこの負け方でも嫌じゃないというかマシというか、よくなってるんだよ」みたいなことを言っていて、それはちょうど私がスタジアムで知人の方に力説している内容と一緒だったので、ちょっと笑った。手前味噌ですが、このように負けをちまちまと舐めながら、ほんの少しの良いところを探してとぼとぼ歩くのが、良い楽しみ方なんだよ…。

ただやっぱり、この所のバッド・ゲームを見ているとどうしても、チームとしての「タマ切れ」感をつい感じてしまいます。

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まさかのGKバックパスキャッチからのFK。こんなん久しぶりに見たわ…ガックリだよもうw

 

90分間、集中して良いプレーをし続けることができないというのは、選手の質というよりも、やはり練習環境だったり報酬(の裏返しのモチベーションなど)なんかも大きく影響すると思うんですよね。
J3はセミプロリーグなので、YS以外のクラブもアマチュア選手が混ざってるところはいくらでもある。藤枝もそう、というか去年の予算規模でいうとむしろ藤枝の方がYSよりも小さかったりする*2。なのにコテンパンでござった。藤枝さすが元祖サッカーどころ、ということもありますが、さてここからクラブをどうやって大きくしていこうかねという悩みはつきまといます。図らずも藤枝もYSも「すでにメジャーなJクラブがある街にできたクラブ」だったりもしますしね。Jリーグ参戦するのだと決めた以上は、大きくなる方向を目指すしかないわけですし。

いやしかし、お金も後ろ盾もないクラブに肩入れするというのは、覚悟はしていたもののなかなか厳しい。何しろ私はマリノスを応援してきたものなので、「お金ないよー」とは口では言っているものの、本当にお金がないチームを応援するということがどういうことかやっぱり分かってなかったなぁ。そしてお金のないチームを応援する充実感というか謎の高揚感も同じように感じていたりもします。コテンパンだからってあんま関係ないな、的な。

 

2態目は落語。

木、金、土と、よみうりホールの落語一之輔三夜、三連続公演を見に行っていました。いくら私が酔狂とはいえ、三日連続で夜の時間を埋めるのは中々のことで遅刻して見られなかった時間もありましたが、大変楽しかった。一之輔師匠のゲラゲラ系の落語が好きなのです。あと柳田、柳田よかった。三三師匠の柳田を聞いたこともあって、それも大変素晴らしかったけども。人情ものもいいよなーとしみじみと思ったです。

一之輔さんの落語が面白いのは今さら当然としてその他の面白み。
1日目の開口でやった三木男さんの「人面瘡」、初めて聞いたよ!ぬめぬめっとした落語ですごく面白かったけどさ、一之輔さんの言う通りで、三夜連続の一番初めの落語であれやるかよwwwって思った。でもすごーく面白かった。

あとね、3日目のいろもんさん、江戸曲独楽の三増紋之助さんのすごく面白かったです。「芸人」のすごさというか。
寄席にはほとんど行かないので普段こういういろもんさんの芸を見ることはあまりないんですよ。お正月の爆笑ヒットパレードで拝見して「やっぱり芸のある芸人さんってすごいな」って思っていたけれど、芸があって、芸で人をあっためて笑わせてというのは、あれだなー、一種の建築業というか、よっこいしょと柱を立てるのが「芸」の部分で、そこから愛嬌やらおしゃべりやらの構成が壁屋根窓を付けて、快適に住める家を作る感じを想像しました。知らない人何百人を笑わせて盛り上げさせるのって、ほんとうにすごいことだとゲラゲラ笑いながら妙に感動してしまった。

あとですね、江戸家小猫さん。お父様の猫八さんは今年亡くなられたんですよね。実は実家がご近所だったんです江戸家家(えどやけ)。おじいちゃんの猫八師匠と祖父母はご近所さんのお知り合いだったんですが、祖父母も猫八さん(おじいさん)も猫八さん(元小猫さん)もいなくなって、さみしいなぁ…と思っていました。でも小猫さんの芸も素晴らしくゲラゲラ笑って、こうやって受け継いでいくものがあるんだなーとやっぱり楽しい気持ちになり。
まぁもろもろ、寄席に行かない派ならではのだらしない感想というか、いろもんさんに大変楽しませてもらった貴重な落語会でありました。

 

そういえば、一之輔さんってゲラゲラ系だし、あんまり変なお客さんいないのかなと思ってたけど、この公演は居たなぁ。たまたま私たちの隣に座った白髪まじりの、割と癖の強そうな男女の二人組。

確か1日目だったかと思うんだけど、とある演目の、ああここは重ねて笑い取りたいところかというくだりの「重ね中」のところで、拍手しちゃったお客さんがいたわけですよ。まぁそういうことはたまにある。落語だけじゃなくてクラシックでもあるしロックンロールなんかでも、客と舞台の息がちょっと合わなくなる瞬間。でもまぁ、百戦錬磨の爆笑落語家、一之輔師匠はそんなことじゃ動揺もせずゲラゲラが続くわけです。それに、そもそも落語なんて面白いところで好きなように笑えばいいじゃんかと思うんです。

それがねー、私たちの隣に座った癖の強そうな初老の男性が、仲入りに入ってすぐ「あそこで拍手しちゃった客がいたろぉ?一之輔も売れちゃったんだねぇあんな笑いをつぶすしろうとが見に来ちゃって」なんて、大声で同行者と思われる癖の強そうな女性に話しかけている。あーあ。

 

落語ね、私あんまり近寄らんとこ、って思ってた大きな理由の一つがこういう「癖の強いうざい客」がいるからで。寄席はめんどうだから独演会でちんまり隅っこにいればこういう「癖の強いうざい客」にはあまり巡り合わずにすむし、いいなーと思ってたんだけど、居るんだなぁ。
一之輔さん、マクラでたまに「過剰に落語好きの客」を腐したりするんだけど、あのクソジジイはそのマクラ聞いてなんて思うんだろ、「あーいるよなそういう無粋な客がさー」なんて他人事みたいに思ってんのかねぇ…。

 

しかしこの落語会、年を重ねるごとに一日ずつ増やしてくんだそうで、来年はどうしようかね。良さそうなところをチョイスして、とやると、あっという間に売り切れちゃうんだよチケットなー。 

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一夜ごとに席が前の方になっていったよ。

 

*1:慣れ親しんだというのもあるだろうし専スタだからというのもある

*2:というか藤枝とYSはJ3クラブ予算規模最小ワン・ツートップ…

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